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月額利用料とは?有料老人ホーム費用の仕組みその2

コラム

こんにちは介護付有料老人ホーム「ライフピア八瀬大原Ⅰ番館」です!

有料老人ホーム「費用の仕組み」シリーズの第1回目 入居一時金とは?有料老人ホーム費用の仕組みその1」 に続く2回目は、月額利用料です。

老人ホーム費用の5項目のうち、支払い金額が一番大きい「月額利用料」について。また、入居一時金と月額利用料の違いやトータル金額の計算の仕方なども詳しくお伝えします。

・入居一時金
・月額利用料
・医療・介護に関する費用
・おむつ等のアメニティ費用
・その他

月額利用料

月額利用料っていくらくらいかかるの?相場について

「有料老人ホームの3つの種類と選ぶ基準」 という記事でご紹介した通り、有料老人ホームは施設によって、立地や設備やスタッフの数やサービス等の違いがあります。

そのため、ホテルやマンションと同じように、施設によって必要な金額や費用はさまざまです。

有料老人ホームの各施設別の費用の相場(平成28年1月時点・京都大原記念病院グループ調べ) は以下の通りです。

『介護付有料老人ホーム』
・入居一時金:0円~数億円
・月額利用料(介護サービスの費用含む):15万円~30万円程度

『住宅型有料老人ホーム』
・入居一時金:0円~数億円
・月額利用料:15万円~30万円程度

『健康型有料老人ホーム』
・入居一時金:0円~数億円
・月額利用料:13万円~30万円程度

実際にかかる費用はその人によって変わりますが、「入居一時金」プラス、「月額利用料」という点においては大きな差はありません。

では、「月額利用料にはどのような内容が含まれるのか?」確認して行きましょう。

 

「月額利用料」ってなんだろう?

読んで字のごとく、入居後、施設の利用料として毎月発生してくる費用です。具体的に「月額利用料」は3つの項目に分類されます。

『家賃相当額』
居住する居室を利用するための費用です。一般的に有料老人ホームが立地する地域の家賃相場等をもとに決定されます。また同じ施設内にあっても居室の広さや間取り等に違いがある場合は、それにより変動する増減するケースもあります。

また水道光熱費などの費用をこの項目に含めている場合もあります。
月額利用料の一番の基礎部分になりますので、高すぎないか?等、疑問があれば事前に必ず解決しましょう。

『食費』
食事サービス(1日3食)を利用した場合に発生する費用のことです。多くは朝食、昼食、夕食それぞれに価格が設定されており、喫食分(召し上がられた分)のみを負担することが多いです。

施設内の多くの入居者それぞれの好みに合わせるのは難しく、場合によっては別途有料でオプションメニュー等を利用する方もいらっしゃいます。

日常、どんなお食事を提供しているのか?試食できる施設が多いので、実際に食べてみましょう。また、味だけでなく、食事形態(嚥下食など)などの希望がある場合は対応の可否、その時の料金負担なども確認しておくべきポイントです。

『管 理 費』
施設にはご利用者が住まわれるお部屋以外にも、談話スペース、食堂など共有されるスペースがあります。こうしたスペースやお風呂(個浴、特浴、機械浴など)、配管、空調などの維持管理のための費用です。

居室の清掃や、買い物代行などまで含める施設もあり、この費用に含まれる範囲は施設によって異なります。施設での日常生活に関係する部分ですので、こちらも必ず確認するようにしましょう。

「月額利用料」を3つの項目はお分かり頂けましたでしょうか?これらの項目は毎月必ず発生してくる費用です。

 

「入居一時金と月額利用料」が別の理由は「費用計画の選択肢」

ここで疑問が一つ。前回ご説明した入居一時金と月額利用料ってどうして分かれているの?と思いませんか?

「家賃相当額の前払い金」である入居一時金と「月額利用料」。

賃貸で言えばどちらも住むための家賃と同じような気がします。これは入居を検討する方から見た場合の費用計画の「選択肢」と捉えてよいと思います。

もう少し具体的に言うと、こういう事です。

A「最初に大きな支払いを済ませ、その後はより安い金額で支払いたい。」

B「最初はできるだけ負担を小さくして、毎月分割して支払いたい。」

あなたはどっちがいいですか?

ピンと来た方もいらっしゃるかも知れません?

入居一時金の費用(ここからは「プラン」と呼びます)は、部屋の内容等だけでなく、同じ部屋を利用する際にも複数のプランを設けている施設もあります。

例えば、プランA「入居一時金1,500万円(償却期間5年)月額利用料15万円」とプランB「入居一時金300万円(償却期間5年)月額利用料 30万円」この2つのプランがあったとします。さっそく比べてみましょう。

プランAは5年分の家賃相当額の前払いとして1,500万円を支払っていることになります。月額利用料を同じく5年(60ヶ月)分合計すると、1,500万円+15万円×60ヶ月=2,400万円となりました。

同じ要領でプランBを考えてみます。300万円+30万円×60ヶ月=2,100万円となり、プランAよりも300万円安い金額になりました。

「じゃあプランBの方が絶対いいじゃないか!」

いやいや、そう答えを出すのはまだ早いです。

その後、償却期間が終わったあとの5年間を想定してみましょう。

 

償却期間後の金額だと逆転することもあります!

プランAでは15万円×60ヶ月=900万円となり、先ほど計算した2,400万円とを合計すると、10年間のトータルのご利用料金は3,300万円となりました。

これに対してプランBはどうでしょうか?30万円×60ヶ月=1,800万円となり、先ほど計算した2,100万円とを合計すると、10年間のトータルご利用料金は3,900万円となりました。

プランA 5年間利用料 2,400万円 > プランB 5年間利用料 2,100万円 →BがAより300万円安い

プランA 10年間利用料 3,300万円 < プランB 10年間利用料 3,900万円 →AがBより600万円安い

5年間だとプランAの方が安かったのに、10年間で考えるとプランBの方が安くなるという逆転が起こりました。

 

ここで言えることは、どのように今後の生活を見渡すかによって、当初思っていたことと逆転の現象が起こってしまうこともあるよ。ということです。さてあなたの場合はどちらが良いでしょうか?

この点は意外と見落としている方が多くいらっしゃるように感じます。

改めて考えるとシンプルなのですが、この点にも注意を払って考えてみるようにしましょう。

 

ポイントを絞って「月額利用料」を知ろう!

 漠然としていた「月額利用料」も、こうして分解して考えると少しは分かりやすかったでしょうか?改めてポイントを整理してみましょう。

Point① 月額利用料は、家賃、水道光熱費、食費、管理費等で構成される。
Point② 月額利用料は、毎月発生する費用の全て含むものではない
Point③ 月額利用料の、食費は食べた分だけ負担する(入院などで食べなかった分は負担しない)
Point④ 単純な月額利用料や入居一時金の金額だけでなく費用計画、支払い計画を持って計算する。

特に押さえておくべきポイントはこれら4点です。日常の生活に関わってくる部分ですので、しっかり押さえて気になる施設に問い合わせをするなどし、直接確認を取るようにしましょう。

 

月額利用料以外の費用は?

ちなみに毎月発生する費用は月額利用料だけではありません。

  • レクリエーションなどに参加する場合のおやつ代や、趣味(手芸、陶芸など)の材料費
  • おむつなどアメニティの実費。
  • 介護サービスも使えば使うほど「介護保険サービスの自己負担分」などの費用が発生してきます。

具体的に施設への入居を検討する段階では、この点もイメージしながらご家族や施設のケアマネージャーなどに相談してみることをお勧めします。

※1:「介護保険サービスの自己負担分」については、次回の「医療・介護に関する費用」の記事で、介護報酬制度の仕組みと併せて詳しくお伝えします。

 

ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の月額利用料は258,000円です。

今回は有料老人ホームの費用の仕組みとして「月額利用料」についてお伝えしました。複雑で難しい部分ですが、いかがだったでしょうか?

「ライフピア八瀬大原Ⅰ番館」は入居一時金0円・月額利用料258,000円の介護付有料老人ホームです。

当館は「地産地消のお食事」や同じグループである「京都大原記念病院グループの医療・介護」が支える施設です。詳しくはホームページをご確認ください。

次回のブログでは有料老人ホーム「費用の仕組み」シリーズの第3回目「医療・介護に関する費用」についてです。