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美食倶楽部~京料理の嚥下食 秋の松花堂弁当

ご要望にお応えし、非日常的なお食事を召し上がって頂く「美食倶楽部」―
今回初めて、嚥下食(噛む力や飲み込む力が低下している方に食べやすく配慮したお食事)を召し上がっている方を対象に、秋の食材をふんだんに使った京料理の嚥下食「秋の松花堂弁当」をお出ししました。
 
京都大原記念病院グループは、「京滋摂食・嚥下を考える会」と「日本料理アカデミー」が共同で展開する「嚥下食プロジェクト」の取り組みに参加しています。味付けや見栄えが単調になりがちな嚥下食を、京料理の調理法や味付けを基本に、季節を感じて美味しく味わって頂けるよう、京料理の料理人さん方と一緒に松花堂弁当を作り上げてきました。

おしながき

 
普段の食器とは違った松花堂弁当でお出しすると、「え?」と驚かれ、蓋を開けると「わあ~きれい!」と歓声が上がりました。「食べるのがもったいないね。どれから食べようかな。」と笑みがこぼれていました。おしながきを見ながら楽しそうに召し上がっておられ、「長生きして良かった~。本当に美味しかった。ごちそうさま。」と大変好評でした。

 
 
「京滋摂食・嚥下を考える会」:
京都府・滋賀県で医師・看護師・言語聴覚士・管理栄養士・調理師などが有志で集まり、「いつまでも食事を楽しめること」を実現するための活動を行っている会。