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下鴨警察署との合同訓練 不審者侵入時対策

2月9日(木)、有料老人ホームライフピア八瀬大原Ⅰ番館で”不審者侵入時にどのようにご利用者を守るかを考える訓練”が京都府警下鴨署の協力を得て行われました。

 
訓練は、昨年7月に相模原市の障害者福祉施設で起きた殺傷事件を受けて、施設と警察の連携で類似の事件を防ぐのが狙いです。訓練ではまず、不審者役を務める同署の警察官が、「おばあちゃーーん」などと大声を出しながら受付を素通りしてご利用者のいる上層階にエレベーターで上がろうとしたところから始まりました。
 
ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の職員が不審者役を押しとどめ、「何でこんなことするんや」などとわめいたり大声を出す不審者役と約5分間もみ合ったあと、別の職員と一緒に廊下沿いのベンチに倒して制圧。110番通報で駆け付けた同署叡山口駐在ら2人が連行し、想定場面を終了しました。
 
不審者役を制圧した職員は息を切らしながら「大人が本気で暴れるとこれほど強いのかわかった。本当の犯人だと指や手をかまれたり、腹を刺されたりしていたと思います」などと感想を語りました。
 
同署の生活安全係長が「不審者はいつ入ってくるか分からないので、常に危機意識を。通報があっても到着まで最低5分はかかるので、結果的に間違いでもかまわないので早めに積極的に110番してほしい」と講評しました。
続いて、同署の術科教師が、不審者と向き合った時の心得として、「刃物を持っている場合があるので3歩の距離をとって、万一切りつけられても致命傷を受けないように横向きの態勢で」「目つぶしなどでひるんだらすぐ逃げてください。間違っても反撃しようなどと思わないように」と指導しました。