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夫婦で老人ホームに入るために知っておきたいこと

コラム

こんにちは、介護付き有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館です!

近年、老人ホームへのご入居において「夫婦で一緒に入居したい」という要望が増えてきました。
長年連れ添ったご夫婦ですから、老人ホームに入ることになってもできるだけ一緒に過ごしたいという方が多いようです。

夫婦同室は可能?
夫婦で入る場合の費用はどのくらい?

今回は、老人ホームに夫婦で入りたい方が知っておきたいことをご紹介します。

 

 

夫婦で老人ホームに入居するための条件

老人ホームに「入居するだけ」であれば、年齢(施設により異なりますが60歳以上、または65歳以上)や介護度により、夫婦で同じ施設に入ることは可能です。

しかし、老人ホーム内の「同じ部屋」への入居となると、ややハードルが上がってきます。

施設によっては相部屋ではなく完全個室制を取っている場合や、男女の相部屋を推奨していないケースもあります。
老人ホームの需要が増えるにつれて比較的要介護度の軽い方の入居が難しくなってきているので、施設によっては二人同時に入居すること自体が難しいとも考えられています。

 

夫婦での入居がしやすい施設

①有料老人ホーム
② サービス付き高齢者向け住宅
③ ケアハウス
④ グループホーム

①、②は、一定の条件下で介護認定を受けていない人でも入れる施設なので、夫婦の介護状況などが違っていても入りやすいです。現在、介護が不要な方は、介護が必要になったときにサービスを受けることができます。
(ただし、サービス付き高齢者向け住宅は基本的に自立・要介護度の低い方への施設です。重度の介護が必要になったとき、退去を求められる可能性があります)

③、④は、基本的に集団生活をする施設で、基本的には一人部屋です。
ただ、夫婦入居希望の方が増えてきた現在、二人部屋を用意する施設も増えてきました。
人気が高い施設ではありますが、まだまだ数が少ないのが現状です。

 

夫婦での入居が難しい施設

① 特別養護老人ホーム
② 老人保健施設(老健)

①は、要介護認定3以上を受け、介護の緊急性が高い方が優先的に入居できます。
入居費用が比較的安価であることから、人気が高く、一人であってもなかなか入れない施設です。
そのため、更に夫婦揃っての入居となると、非常に難しいのが現実です。

②は、病院から退院した後に、在宅での介護にスムーズに移行できるようにするためのリハビリ的な役割を担っている施設なので、夫婦同時に、また、長期間にわたって入居したいということであれば難しいでしょう。

 

 

介護度が違う夫婦でも同室に入居できる?

介護度が違っても同室入居は可能としている施設はあります。

ただしその場合、介護度の低い人が介護度の高い人を介護するような状況になってしまい、「家にいるのと変わらない」といった状態になってしまうこともしばしば。

夫婦どちらかの介護度が高い場合(要介護度4・5)は、24時間体制の介護が必要になることもあり、夫婦別室になる可能性が増えます。

 

入居してすぐは介護があまり必要でなくても、長く暮らしていく中で状況は変わってしまうものです。
介護度が上がった場合の同室の条件などは、最初に必ず確認しておきましょう。

 

 

夫婦で老人ホームに入居する場合、費用は安くなる?

施設の種類やサービス内容によって大きく異なるため、一概に「この値段で入れます」と明言はできませんが、二人部屋を使う場合は、一人で入居した場合の費用に少し上乗せするくらいの費用になることが多いです。

ただし、一人一部屋で二部屋借りた場合は、部屋代はそれぞれにかかります。
食事代やサービス代金についても同様です。

 

 

夫婦での入居を前提とした施設選びのポイント

現在、二人部屋を用意している施設は多くないため、費用や立地の面でも妥協せざるを得ないところが出てきます。

夫婦がそれぞれどんな点を重視して施設を選ぶのか、考えのすり合わせをしておくことが大切です。

気に入った施設に二人部屋が無いというときは、夫婦で二部屋を借りることを視野に入れましょう。
同室で入居はできなくても、共有スペースやレクリエーションなどで、夫婦一緒に過ごすことができます。

いずれにせよ、夫婦同室は人気が高まっており、待ちが出ることも考えられます。

いざというときにすぐに入居できるよう、資料請求や施設見学などは早めに始めておくのがポイントです。
考えの不一致を減らすために、見学も夫婦一緒にしておくことをお勧めします。

 

 

入居の前に考えておきたいデメリット

夫婦での入居は、環境が変わっても一緒にいられる安心感が得られるといったメリットがあるものの、デメリットも少なからずあります。

 

老老介護状態になる

介護スタッフは付きっ切りで介護を行える訳ではありません。
ですので、介護スタッフがケアできない時間は、要介護度の低い方が介護をしなければならないことも出てきます。

介護を受ける方も負い目を感じてしまうなど、老人ホームに入るメリットをきちんと受けられないという状態になってしまいます。

 

二人の距離が近すぎると感じる可能性

「ずっと一緒だったから、老人ホームでも大丈夫」こう考える方は少なくありません。

しかし、老人ホームの多くが一般的なワンルームマンションと同等の広さの居室となっており、以前より距離が近くなるため、今までより窮屈さを感じる人もいるようです。
今まで住んでいた家の中であれば、トイレや台所、居間、ガレージや庭など、個人のスペースが少しはあったかもしれません。

ずっと相手が近くにいることで、逆に関係がギスギスしてしまったり、リラックスできなかったりすることも予想されます。
特に、今までそれぞれの時間が多かった夫婦であれば、無理に同室にせず、同じ施設にそれぞれ入居する、というのも一つの選択肢といえるでしょう。

 

 

まとめ

夫婦で老人ホームに入りたいと考える方が多くなってきており、それに応える施設も増えてきました。

ただ、施設数が少なく、人気の高まりに対応しきれていないのが現状です。

入居しやすい施設もあるので、早め早めの施設選びをしておくと、いざ入居となった時にはすぐ動けるでしょう。

せっかくの夫婦一緒の暮らしですから、同室のメリット・デメリットも考慮しお互いに納得した上で入居したいですね。

 

この記事を監修した人

星野 英俊

星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。