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高齢者の骨折は治りにくい?骨折しやすい部位や原因、予防法も解説

コラム

こんにちは、介護付き有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館です!

 

高齢者は加齢とともに運動機能や筋力が低下し、さまざまな場面でケガや病気が多くなってしまいます。

その中でも多いのは転倒による骨折です。

 

今回は高齢者の骨折についてのお話。

高齢者の骨折が多い部位やその後の生活への影響、骨折の原因とその対策を知って、骨折の予防に取り組みましょう!

 

 

高齢者は骨折しやすく治りにくい!骨折しやすい部位やリスク

運動機能や筋肉量が低下し、骨がもろくなっている高齢者。

椅子から立ち上がる際によろけたり、少しの段差でつまずいたりなど、ちょっとしたことで転んでしまいます。

 

骨折しやすい部位

高齢者が骨折しやすい部位は主に下記の4つです。

  • ・太ももの付け根〈大腿骨頚部(だいたいこつけいぶ)〉
  • ・背骨〈脊椎(せきつい)〉
  • ・腕の付け根〈上腕骨頚部(じょうわんこつけいぶ)〉
  • ・手首〈橈骨遠位端(とうこつえんいたん)〉

 

どれも転んで尻もちをついたり、手をついたりした時に骨折しやすい部位です。

 

骨折のリスク

高齢者の骨折は治るまで時間がかかる傾向があります。

骨自体が弱く、折れた骨を回復させる力も弱くなっていることが多いからです。

また、体力の衰えのためにスムーズにリハビリができないことも要因の1つです。

 

特に太ももの付け根(大腿骨頚部)の骨折は時間がかかることが多く、入院期間中に足腰の力がさらに弱くなったり、関節が硬くなり、内臓の働きも悪くなることがあります。

その影響で病気になりやすく、疾患を抱え、その後歩けなくなったり寝たきりになったりするリスクも。

 

65歳以上の高齢者が要介護になる原因として、認知症(18.7%)、脳血管疾患(脳卒中)(15.1%)、高齢による衰弱(13.8%)に次いで、骨折・転倒(12.5%)が原因の一つとなっています。

 

参考:内閣府「令和2年版高齢社会白書」 第2節 高齢期の暮らしの動向(2 健康・福祉)

 

 

高齢者に骨折が多い原因は「骨のもろさ」と「転倒」

高齢者の骨折の主な原因について見ていきましょう。

大きく「骨のもろさ」と「転倒」の2つに分けられます。

 

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)で骨がもろくなっている

人間の骨は古くなると破壊され、「骨代謝」によって新しい骨の組織が生まれます。

 

高齢者は加齢のため骨代謝の働きが悪くなり、新しい骨が作られずに密度が低下して、骨がスカスカになってしまいます。

この状態を骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と言います。

 

骨粗鬆症になると骨密度や骨量が減り、骨がもろくなって骨折しやすくなってしまいます。

特に女性は閉経後に骨密度が急速に減少するので、男性よりも骨粗鬆症になりやすいです。

 

骨粗鬆症は初期症状がほとんどないので気が付きにくいですが、サインに気付くことはできます。

「身長が縮んだ」「背中や腰が曲がってきた」「立ち上がる時に背中や腰に痛みがある」などの症状があれば、骨粗鬆症の可能性があります。

 

運動機能や筋力の低下により転倒しやすくなっている

高齢者は加齢による体の機能低下や筋力・体力の低下により、転倒しやすくなっていることも原因の一つです。

 

平衡感覚やバランス感覚が鈍くなり、立ち上がりや歩き出す際にバランスを崩しやすくなっています。

歩くときの歩幅が小さくなり、足も上がらないので少しの段差でもつまずきやすいです。

 

また、筋力の低下や骨粗鬆症により転びやすい前傾姿勢になっていることが多く、転びそうになった時にとっさに体を動かして転倒を回避することが難しくなってしまっています。

 

 

高齢者の骨折を防ぐためにできる対策

高齢者の骨折は大けがにもつながります。

骨折部位によっては治療に手術が必要になるため、その後の生活にも大きな影響を与えかねません。

 

骨折を防ぐために、下記のようなことに気を付けましょう。

 

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)予防

定期的に医療機関で検診を受けて骨の状態をチェックし、骨粗鬆症になっていれば投薬などの治療を受けるなど、医師と相談してなるべく早めに予防と対策を行いましょう。

 

骨粗鬆症の予防には、栄養バランスの良い食事を心がけることも重要です。

骨を作るカルシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、ビタミンKなどを積極的に摂取するようにしましょう。

 

また、ビタミンD生成のために十分な日光浴をしたり、アルコール摂取を控え、禁煙をすることも大切です。

骨密度を高めるために、ウォーキングなどの適度な運動も続けましょう。

 

転倒予防

適切な運動で筋力やバランス感覚を維持し、転びにくい体づくりをしましょう。

 

日常生活の中で転倒してしまわないために、玄関や階段、トイレなどに手すりを設置するのがおすすめ。

絨毯は動かないように固定したり、床に置いてあるものは片づけるなど、自分でまたは家族で生活環境を整えておきましょう。

 

高齢者の転倒については、こちらのコラムもご参考ください。

高齢者はなぜ転倒しやすい?効果的な対策と転倒した場合の対応方法

 

大きなけがを予防

「ヒッププロテクター」や「頭部保護帽子」などを活用し、転倒した際のけがを最小限に抑えるようにすることも大切です。

 

けがが大きくなるとその分治りも遅くなり、寝たきりや疾患にかかるリスクが高くなってしまいます。

 

 

高齢者の骨折は治りにくい!原因を知って対策しよう

高齢者の骨折で多いのは下記の4か所です。

  • ・太ももの付け根〈大腿骨頚部(だいたいこつけいぶ)〉
  • ・背骨〈脊椎(せきつい)〉
  • ・腕の付け根〈上腕骨頚部(じょうわんこつけいぶ)〉
  • ・手首〈橈骨遠位端(とうこつえんいたん)〉

 

高齢者の骨折は若い人と比べて治りにくく、けがが大きいほど治療に時間がかかって病気のリスクを高めるなど、その後の生活に大きな影響を与えてしまいます。

特に大腿部の骨折は、その後寝たきりになってしまう恐れもあります。

 

高齢者の骨折の主な原因は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などで骨がもろくなってしまっていることと、身体機能や筋力の低下により転びやすくなってしまっていることです。

 

栄養バランスの取れた食事や適度な運動などで身体機能や筋力、骨密度の低下を防いで、転倒・骨折を予防しましょう。

 

私たちライフピア八瀬大原Ⅰ番館は安心の看護・介護体制でご入居者様を24時間サポートする、介護付き有料老人ホームです。

ご見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

この記事を監修した人

星野 英俊

星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。