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高齢者の足のむくみは放置すると危険!原因と予防・解消方法

コラム

こんにちは、介護付有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館です!

 

歳を重ねると体調の変化が気になりますが、その中でもよく起こるものが「むくみ」。

実はこの高齢者のむくみ、放置すると危険なんです!

 

今回は高齢者の足のむくみについてのお話。

どんな状態がむくみなのか、むくみの原因や病気につながるかもしれないむくみについてお話します。

足のむくみ解消法や予防法もお伝えしますので、一緒に対策をしてみましょう!

老人を車椅子に乗せている介護士

 

 

高齢者に多い足のむくみ。原因をチェック

むくみとは、体の全体や一部が膨らんで太くなっているような状態のことで、浮腫(ふしゅ)とも言います。

全身を循環している体の血液の流れが悪くなり、体の一部分に余分な水分が溜まってしまうことで起こります。

 

一見「太ったのかな?」とも思いがちですが、肥満とは違います。

膨らんでいる部分を指で数秒押してみて、指をしても押した部分がへこんだまま元に戻らない場合は「むくんでいる状態」です

 

体の部位の中でも「足(下肢)」は特にむくみが起こりやすい部分です。

水分は重力によって下に溜まりやすいため、体の一番下にある足にむくみの症状が出やすいのです。

 

【高齢者の足のむくみの原因】

・座りっぱなしの時間が多い
・体の冷え
・塩分の多い食生活
・加齢による筋力や循環機能、排泄機能の低下
・病気や薬の飲み合わせによるもの

 

高齢者の足のむくみの原因としては、加齢による心肺機能や筋力の低下による血行不良が最も多くみられます。

血液を送り出すポンプの役割をする心臓の機能や、体の隅々へ血液を流す働きをする筋肉の収縮力が弱まると、血液が正しく循環できずに古い水分や老廃物が体に溜まってしまうのです。

 

またむくみの原因は、血行不良以外の場合もあります。

腎臓病や心不全、肝硬変、甲状腺機能低下症など病気が原因の場合や、薬の飲み合わせが原因となって体がむくむ場合もあるのです

他にも、塩分の多い食生活といった生活習慣の乱れやストレスがむくみの原因となっていることもあります。

 

 

むくみの放置は危険!足のむくみが悪化すると起こる病気

「たかが足のむくみ」と甘く見てはいけません。

むくみを放置すると足のむくみで歩きにくい、体がだるい、重い、疲れが取れにくくなるなどの症状につながってしまいます。

一時的ではなく、慢性的に足がむくむ「慢性下肢浮腫」になる可能性も。

 

足の血管の病気「下肢静脈瘤」にも注意が必要です。

下肢静脈瘤とは、足の静脈に水分が貯まることで血管が拡張し、こぶのようにふくれた状態のことをいいます。

 

急に悪化したり命にかかわることはありませんが、むくみやだるさ、こむら返りといった症状を慢性的に起こすこともあります。

 

さらに足のむくみがひどくなると「深部静脈血栓症」という病気を引き起こしてしまう可能性も

深部静脈血栓症は、長時間同じ姿勢や窮屈な姿勢でいることにより下肢が圧迫され続けたことで血流が悪くなり、うっ血を起こし、血栓(血のかたまり)が生じることを言います。

 

この血栓ができる「血栓症」と、血栓が肺に詰まる「肺塞栓症」があわさった症状である「エコノミークラス症候群」は、耳にしたことがある方も多いかと思います。

エコノミークラス症候群は震災時の車中泊や避難所生活で窮屈な姿勢が長く続くことでも起こりやすいと問題なりました。

 

血栓によって血管がふさがれて血流が滞ってしまったり、血栓が肺に詰まったりすると、最悪の場合は死亡のリスクもあります。

特に高齢者は、年齢を重ねて慢性的に運動不足であったり、長時間座りっぱなしであまり動かなかったりするような生活習慣の方もいらっしゃると思います。

 

足のむくみを放置すると重篤な症状につながる危険性もありますので、注意が必要です。

むくみが長く続く、むくみ以外にも血圧異常や息苦しさ、動悸など気になる症状や体調不良が続く場合は早めに医療機関へ相談することをおすすめします。

 

 

高齢者の足のむくみ予防&解消方法

足をマッサージしている女性

高齢者の足のむくみの予防や解消の方法についてご紹介します。

 

水分が正しく循環するよう血行改善をはかる

血液が正常に体内を循環していればむくみは予防・改善することができます。

 

そのためには血行不良の原因となっている内蔵機能や筋肉量のアップ、冷えの防止などに取り組みましょう。

・ウォーキングや体操など日常的に運動をする
・足のつま先を上下に動かすなど、足を意識的に動かすようにする
・足のマッサージやストレッチをする
・室温や服装を調整して体や手足が冷えないようにする
・足湯で足元から温める

 

激しい運動でケガや体に負担がかかってしまっては本末転倒です。

ウォーキングや体操、マッサージなどの手軽に取り組める生活習慣をつけるようにすると良いでしょう。

 

眠る時には、足を心臓よりも高い位置にすることがおすすめ。

足枕などを使い、足を少し高くして眠ると、足先までの血流がスムーズになり、老廃物の流れが促されるのでむくみが軽減します。

 

また、足は「第二の心臓」と呼ばれることもあるほど、血液循環に関して重要な役割を果たす部分です。

足のむくみを改善し、足の血行促進を促すことは全身の血液循環を良くすることにもつながります。

高齢者の運動はストレッチが効果的!座ったまま出来るストレッチを紹介」もあわせてご参考ください。

 

塩分や水分の摂りすぎに気を付ける

塩分の多い食事はむくみの原因となります。

塩分や水分の摂りすぎに気を付け、バランスの取れた食生活を心がけましょう。

 

むくみの解消には塩分を水分と共に体外へ排出してくれる作用のあるカリウムや、毛細血管を拡張して血行促進を促すビタミンEなどを積極的に摂取すると良いと言われています。

 

カリウムはキュウリやかぼちゃ、いも類、きのこ、海藻、バナナ、りんごなどに、ビタミンEは、アーモンドやピーナッツといったナッツ類やアボカドなどに多く含まれています。

 

サポーターで足を引き締める

足専用のサポーターを使って足を引き締めることでむくみの予防や改善につながる場合もあります。

※圧力のあるストッキング(弾性ストッキング)や着圧ソックスなども市販されています。

 

サポーターが皮膚の張りや足の筋肉の収縮力を助けて、正常な血液循環を促す役割を果たします。

 

ただしサポーターがきつすぎると逆に血行不良の原因になってしまう場合がありますので、心配な場合は医師などに相談の上で使用すると良いでしょう。

 

 

高齢者の足のむくみに注意!生活習慣を見直し、予防・解消しましょう

血液の流れが悪くなり体に水分が溜まることで起こる「むくみ」。

高齢者は特に体の一番下にある足むくみが起きやすく、むくみを放置すると体調不良や、悪化すると重篤な病気につながってしまうことがあります。

 

また病気や薬の飲み合わせなどが原因でむくみの症状が出ていることもあるので、むくみやその他の気になる症状が長く続く場合は医師への相談をおすすめします。

 

体や足のむくみは適度な運動や血行改善、塩分を控えた食生活などで予防・解消することができます。

生活習慣を見直して、むくみが起こりにくい体を作りましょう!

 

 

京都の介護付き有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館では24時間体制の医療・看護サービスやリハビリ施設との連携もしっかり行い、安心のサポート体制を整えております。

ご見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください!

 

この記事を監修した人

星野 英俊

星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。