高齢者施設に入居中の方へ、プレゼントでオススメしたいもの
こんにちは、介護付き有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館です!
介護施設に入居している方へプレゼントを贈りたい時、「どんなものを送ったらよいかわからない」「高齢者の方が喜ぶプレゼントって何だろう?」と悩んだことはありませんか?
今回は、
・男女別のおすすめプレゼント
・日常の中でちょっとした気持ちを伝えるプレゼント
・避けたいものや確認が必要なもの
・最もオススメしたいプレゼントとは
この4点についてご紹介していきます。
高齢者の方へ、男女別のおすすめプレゼント
高齢者の方にプレゼントを贈る日といえば、日頃の感謝などを込める「敬老の日」です。
敬老の日は9月の第3月曜日、国民の祝日の1つになります。
また、ご本人の誕生日にもお祝いの気持ちを表したいですよね。
「誕生日や敬老の日には何が欲しい?」とは聞きにくいでしょうし、何をもらうと嬉しいのかイメージしにくい人もいると思います。
高齢者の方へおすすめしたいプレゼントを男女別にご紹介するので、ぜひご参考ください。
男女共通のおすすめプレゼント
共通のものでいえば、実用性があるもの、普段から使えるようなものが好まれるでしょう。
実用性があるもの
・タオル
・クッション
・ひざ掛け など
身に着けるもの、雑貨
洋服などの衣料品や、雑貨も好まれています。
身につけたり身近に置いたりして喜びをかみしめていたいという思いから、毎日使ったり飾ったりできるものは、男女共通の嬉しいプレゼントではないでしょうか。
・洋服、帽子、靴下、パジャマなどの衣料品
・(サイズや好みがわかっていたら)靴
・拡大鏡、読書用のライト、ブックカバー
・おしゃれなメガネケース、メガネチェーン、メガネ置き
・ぬいぐるみ
・健康グッズギフト など
思い出になるもの
思い出から連想しやすいものは写真です。
家族みんなで写した写真を、フォトフレームやアルバムにして贈ってみましょう。
最近は手軽に注文して本にできる「フォトブック」も人気です。
写真がプリントされた雑貨グッズなども、喜ばれそうですね!
また、お孫さんからの手紙なども、かけがえのない贈り物になります。
お孫さんの成長を感じられる絵や作品は、贈られると幸せな気持ちになることでしょう!
男性向けのおすすめプレゼント
男性の場合は、普段から使えるようなものが好まれるでしょう。
例えばデジタルグッズ。
最近はお年寄りにも分かりやすく使いやすいデジタルグッズも増えています。
・デジタルカメラ
・電動シェーバー
・タブレット など
女性向けのおすすめプレゼント
女性の場合は、ファッション小物なども人気あります。
・財布
・バッグ
・アクセサリー
・ハンカチや手ぬぐい など
日常の中でちょっとした気持ちを伝えるプレゼント
誕生日や敬老の日といった特別な日でなくても、いつものちょっとした感謝や愛情を伝えるために、日常の中でプレゼントを贈ってはいかがでしょうか。
日用品や消耗品など、普段よく使うもの
・ウェットティッシュ
・歯ブラシ
・スリッパ
・孫の手
・靴ベラ
・座布団 など
羽織るものなど
・ベスト
・カーディガン
・襟巻 など
文房具など
・文房具
・カレンダー など
造花
最近は生花以外のお花のプレゼントも増えています。
・プリザーブドフラワー(水やりが不要で、枯れないように加工されている花のこと)
・ハーバリウム(植物を特殊加工した液体に漬け込んでいる植物標本)
・造花アレンジメント花束 など
避けたいものや高齢者施設に確認が必要なもの
せっかくのプレゼント、もちろん喜んでほしいですよね!
プレゼントに失敗しないため、避けたいものや入居施設に確認が必要なものについてご紹介します。
避けたいもの
他の入居者とのトラブルになりやすいものなどは、本人の好みだとしても避けた方がよいです。
匂いのあるもの
・香水
・芳香剤 など
生の植物
・生花
・鉢植え など
水やりなどの世話や手入れが必要です。枯れてしまった後の処理があるので、あまりおすすめできません。
割れやすいもの
・瀬戸物
・湯のみ
・ガラス製品 など
落として割ってしまうとケガをする危険があります。
入所している高齢者施設への確認が必要なもの
入居者によっては、持病などの影響から食事制限を設けていることがあります。
食べ物を差し入れする場合は、既往症(以前かかったことのある病気)も含めて食事による影響がないか、必ず確認してから贈るようにしましょう。
特に糖尿病などで食事制限がある方へ、甘いお菓子などは厳禁なので気を付けてくださいね。
フルーツ
フルーツは食べやすいものが多く喜ばれます。旬のものを選ぶと良いですね!
好き嫌いや食物アレルギーがないかを必ず確認しましょう。
・旬のフルーツ(秋であれば梨、メロン、桃、ぶどうなど)
・フルーツの詰め合わせ
・フルーツのジュースやゼリーなど
和菓子・洋菓子
高齢者が好むお菓子、特に和菓子は粘性があり喉に詰まらせる可能性があります。
食事制限への配慮だけではなく、誤嚥(ごえん=誤って気管などに入ってしまうこと)の防止にお茶などの水分も一緒に差し入れするといった工夫が必要です。
・大福
・饅頭
・栗きんとん
・ケーキ
・カステラ
・クッキー など
最もオススメしたいプレゼント
物を贈るだけが「プレゼント」ではありません。1番オススメしたいのは「家族との面会」です。
施設にいると家族と過ごす時間が極端に少なくなるため、久しぶりに一家全員で面会に行くのは良い思い出になるでしょう。
一緒の時間を過ごすだけでも、楽しい時間を過ごせたと喜ばれますよね。
誕生日や敬老の日などのイベントや行事をきっかけに、家族で面会に出かけてみてはいかがでしょうか。
老人ホームへの面会の頻度やメリット、注意点については「老人ホームへ家族が面会に行く頻度は?メリットや注意点もご紹介」でも詳しく説明しています。
合わせてご参考ください。
ご家族やお孫さんから日々の報告などを受けることが、入居者の良い刺激となりリフレッシュにもなるので喜んでいただけると思います!
きっと家族皆さんの新しい思い出ができることでしょう。
プレゼントを贈って施設にいる高齢者を笑顔に
高齢者施設に入居している方へプレゼントを贈ることは、難しいことではありません。
「その人が笑顔になれるもの」をイメージすることが大切です。
注意点に気をつけながら、贈った人も贈られた人も笑顔になれるようなプレゼントを考えてみてくださいね!
この記事を監修した人
- 星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
- 京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。