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高齢者の食事での注意点は?安全で楽しいごはんタイムを!

コラム

こんにちは、介護付有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館です!

高齢者が健康で楽しく生活するためにもしっかりとした食事は大切!
でも歳を重ねると食欲が落ちたり、食事の好みが変わってきたりしますよね。

今回は高齢者の食事についてのお話。
高齢者の食事の特徴や食事をしっかりとるための注意点、食事の時間が楽しくなるような取り組みについてお話します。

おかゆと高齢者向けのおかず

 

高齢者の食事はここが違ってくる

高齢者は加齢に伴う身体機能の低下により、食事の量や質が落ちてしまいがちです。
高齢者の食事に多い特徴とその理由は下記のようなものです。

 

噛む力が弱くなり、柔らかい食べ物が増える

歯や顎の力が衰えて噛む力が弱くなり、固いものや繊維質の食べ物を噛み切れなくなってきます。
そのため噛まなくても食べられる小さなものや柔らかい食べ物が多くなります。

 

飲み込む力が弱くなり、とろみのある食べ物が増える

加齢により唾液の分泌量が減り、食べ物を上手に飲み込めなくなってきます。
口の中で食べ物を上手にまとめられないと誤嚥(ごえん)の可能性もあり危険です。
とろみがついている食べ物、ゼリー状の食べ物はするっと飲み込みやすいのでこのような食べ物を食べる機会も多くなります。

 

味覚が衰え、食が進まなくなる

年を取ると味覚も衰えてくるため味を感じにくくなってきます。
そのため知らず知らずのうちに濃い味付けになってしまい栄養が偏ったり、美味しさを感じられないために食事が進まなかったりすることが増え栄養低下を招いてしまうことがあります。
認知症の症状の一つにも嗜好の変化があるので注意が必要です。

 

高齢者が食べやすい食事にするには?

栄養バランスのとれた食事は健康の基本!
食べやすくしっかりと栄養がとれるように、高齢者にも食べやすい食材を使い調理法なども工夫してみましょう。

 

高齢者が食べやすい食材や調理法は?

高齢者は小さいもの、柔らかいもの、とろみのあるものが食べやすいです。
高齢者の噛む力や飲み込む力に合わせて刻み食、ミキサー食、ペースト食など食べやすい形にしてみましょう。
食材は舌と上顎でつぶせるくらいに柔らかくすると、噛む力が弱くてもしっかり飲み込めます。

トマトやナスなど野菜の皮はむく、葉野菜は葉先を使用する、肉は切れ目を入れたり叩いたりして繊維を断ち切ると食べやすくなります。

 

高齢者が不足しがちな栄養素をしっかりとりましょう

高齢者が特に不足しがちな栄養素は下記の4つです。

・たんぱく質
・ビタミン
・ミネラル
・食物繊維

必要な栄養素を食事でバランスよく取るためには、黄(主食)・赤(主菜)・緑(副菜)の3色を意識した彩の良い献立を作るのがコツです。
例えば、主食のご飯でエネルギーを、主菜の肉や魚でたんぱく質を、副菜の野菜やきのこ、海藻などでビタミン、ミネラル、食物繊維などをとることができます。

高齢者に不足しがちな栄養素についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
高齢者の低栄養。栄養不足の原因とは?

 

高齢者が楽しく食事をするためにできること

食事を楽しむ高齢の夫婦

食事は栄養さえ取れればよいというわけではありません。
高齢者にとって食事は楽しみの一つでもあります。美味しく楽しく食事ができる工夫を考えてみましょう!

・家族や友人と一緒におしゃべりをしながら食卓を囲む
・季節感のあるメニューや行事食をつくる
・料理の色合いや盛り付けを工夫する
・好みの食器やランチマットなどを使う

食事の場が楽しいと食事が美味しく感じられ、唾液の分泌も促すので食欲増加や食べやすさにもつながります。
ぜひ家族や友人と楽しい食事の時間を過ごしてくださいね!

 

まとめ

高齢者は身体機能の衰えから、噛む力や飲み込む力が弱くなったり味を感じにくくなったりして食事の量が減ってしまいがちです。
しっかりと食事をとれないと低栄養から、体力の低下や体調不良に繋がることも。

噛み切りやすいように小さく柔らかくしたり、繊維や肉には切れ目を入れたり、飲み込みやすいようにとろみをつけたりなど食材や調理法などを工夫して、高齢者が食べやすい食事づくりを心がけましょう。

また、家族や友人と食卓を囲み、明るく楽しい雰囲気で食事をとるのもとても効果的!
親しい人たちと笑顔で食事をすることが一番のポイントですね。

 

この記事を監修した人

星野 英俊

星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。