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老人ホームで入居者が感じるストレス、どう対処すべき?

コラム

こんにちは!ライフピア八瀬大原Ⅰ番館です。

老人ホームへ入居した当初は、ご入居者も様々なストレスを感じるケースがあります。
また、長く入居することで新たなストレスが増える可能性もあります。

今回は、「老人ホームで生じるストレスの対処方法」をテーマに取り上げます。

老人ホームストレス

老人ホームで感じるストレスの種類

老人ホームでご入居者が感じるストレスの種類には大きく分けて次のようなものがあります。

1)環境が変わることによるストレス

老人ホームは、明らかにそれまで過ごした環境とは違います。決まった時間の範囲で食事を摂ることや、運動や入浴などの時間が自由にならないこともあります。
今までの生活サイクルと違った生活をスタートするのは高齢者にとって、若年層以上にストレスを感じやすいものなのです。

2)他人と暮らすストレス

特に相部屋に入居するケースでは、自分と生活サイクルの違う高齢者とともに寝食を重ねることになります。自分が眠っているのに他人の動きが気になって眠れない人もいれば、時に一人でリラックスしたい日もあるのに、その時間の確保が難しいためストレスが慢性的に蓄積しやすくなります。

3)老健など入居期間が決まっている施設のケース

老健などの施設は、自宅での生活を前提として介護やリハビリを行うため、退去予定がある場合もあります。そのため、理想の範囲まで動作が戻らなかった場合は別な老健へと転居するケースもあります。
特養など、比較的入居費用が抑えめの施設がちょうど空いていればいいのですが、いまだ需要と供給のバランスが取れず、ご入居者やご家族は不安を感じたまま生活をすごしていることも珍しくありません。

ストレスは周囲の働きかけで減らせる

環境の変化や他人と暮らすストレスを減らすためには、次の点を重視することが大切です。

・入居前に必ず見学し、入居後の施設のイメージとのギャップを作らないこと

「思っていたのと違う!」というストレスから、ご入居者が心を閉ざしてしまうこともあります。近しいご家族とともに事前に見学することが大切です。

・ご入居者の性格に合った施設に入居する

入居前の見学、と通じる部分もありますが、にぎやかな家庭環境で過ごされていた方であれば、アットホームな雰囲気の施設に、ひとりの時間を大切にしたい方には、個室が利用できる施設など、予算や要介護度に加えて個人の性格も加味した施設選びをすることがストレスなく生活を続けるためには不可欠です。

・ご家族もできるだけ定期的に訪問し、今ご入居者が何を感じ、何か不満がないのか

こまめにヒアリングすること
何か不満に思っていることがあっても、うまくスタッフへ伝えられない人もいます。スタッフが気づかないストレスを、ご家族がくみ取れる可能性もありますので、できるだけご家族の面会を続けることが、ご入居者のストレス軽減につながります。
また、ご家族の顔を見るだけでもストレス解消できることがあります。

※以下の過去記事もぜひご覧ください。
老人ホームは見学してから、申し込んだ方がいい。その理由とは?
家族が老人ホームへ面会に行く頻度とメリット

ご入居者と介護スタッフが楽しい時間を共有することでストレスが減る

介護をする側も受ける側も慢性的なストレスをため込む前に、ともにストレス発散できるレクレーションなどを行い、互いに信頼関係を築くことが重要なポイントとなります。

また、ご入居者のストレスを軽減するためには、介護をする側が症状をしっかりと理解し、「若者や健常者は出来ることでも、ご入居者はならできることができないのが当然」、という前提を忘れずに向き合うことが大切です。

いかがでしたか?
ストレスは生活を営む上で避けては通れないものです。しかし、強いストレスは老化を早め、要介護度を上げる要因ともなりえます。快適な生活を送れるように、周囲との関係を含めてストレスとうまく付き合う方法を見つけることが不可欠です。

まとめ
・環境が変わることや他人と暮らすことはストレスの原因となる。
・ストレスは周囲の働きかけで減らせることも多く、施設選びや面会が大切
・介護をする側のストレス管理が、ご入居者のストレス軽減にもつながる

 

この記事を監修した人

星野 英俊

星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。