高齢者が楽しめるレクリエーションをご紹介!~手と体を動かす編~
こんにちは。介護付有料老人ホーム「ライフピア八瀬大原Ⅰ番館」です!
今回は、高齢者が楽しめるレクリエーションについてのお話です。
介護施設などでは、高齢者の方が気軽に、楽しく、体や脳を動かすことのできるレクリエーションを行っています。
たくさんのレクリエーションがありますが、今回は、体を大きく使うものから手先を細かく使うものまで、体を使うレクリエーションをご紹介します。
高齢者がレクリエーションをする目的
高齢者のレクリエーション活動には、大きく分けて3つの目的があります。
1.体を適度に動かすことで身体機能の維持や向上をはかる
2.レクリエーションを通じて脳の活性化をはかる
3.レクリエーションを通じ、人とのコミュニケーションの活発化や生きがいを生む
レクリエーションは、生活の中に適度に取り入れることで体や心に良い影響を与えてくれています。
高齢者の健康維持に最適な全身運動「ラジオ体操」
・必要なもの:CDやカセットが再生できるラジカセなど
・適正人数:少人数~大人数
・所要時間:5~10分
高齢者向けの体操はたくさんありますが、「音楽が鳴ると自然と体が動いてしまう」というくらいおなじみのラジオ体操は、健康維持に最適な全身運動だと言われています。
ラジオ体操は座ったまま行えるものも多いので、足腰が弱っている方にも取り入れられます。
≪1ポイントアドバイス♪≫
楽しみ方の工夫としては、ご当地のラジオ体操を取り入れたりすると良いでしょう。
「今週は〇〇県のラジオ体操」と紹介して、ご当地の美味しい食べ物クイズなども取り入れながら行うと、とても盛り上がります。
個人戦も良し、団体戦も良し!「スリッパ飛ばし」
・必要なもの:人数分のスリッパ、あればビニールテープやペットボトルなど
・適正人数:数名~10人ほど
・所要時間:10分~30分程度(利用者様が疲れない程度)
ちょっとお行儀が悪く感じるかもしれませんが、スリッパを投げて点数を競う遊びです。
床にはビニールテープなどで枠を作り、それぞれのスペースの点数を決めておきます。あとはスリッパをはき、イスに座って、「エイッ!」っとスリッパを足で飛ばすだけ。
簡単ですが、時にはびっくりする場所にも飛んでしまって、それもまた楽しいです。
高齢者の方でもとても盛り上がりますよ。
≪1ポイントアドバイス♪≫
ビニールテープで枠を作る他に、ペットボトルを並べて倒す本数を競ったり、チーム戦にして対決するなどして楽しむと、単純なスリッパ飛ばしが更に盛り上がるゲームに変わりますよ。
童心を思い出す楽し懐かしレクリエーション「紙ひこうき作り」
・必要なもの:折り紙や新聞紙
・適正人数:1人~
・所要時間:5分~30分程度
だれもが子どものころに一度は作ったことのある紙ひこうき。
短時間で紙が一枚あればできてしまう、高齢者にとっても、とても手軽なレクリエーションです。
自分で作ったオリジナルの飛行機で、飛距離を競います。
作り方が分からない利用者様もいらっしゃるので、まずは基本的な飛行機の作り方を教えてから、工夫できる方には大いに工夫して作ってもらい、自分オリジナルの飛行機を完成させてもらいましょう。
紙ひこうきを改良したり、昔を懐かしんでおしゃべりしたりと、レクリエーションの幅が広がります。
昔の懐かしい遊びというのはみなさんよく覚えていらっしゃいます。童心にかえって楽しむことができる昔遊びはオススメですよ。
≪1ポイントアドバイス♪≫
人数が少ないときは、一人一人順番に飛ばし、大人数の時は一斉に飛ばして飛距離を競ったりしながら時間を調整することもできます。
また、トーナメント選にすれば、「紙飛行機作り王決定戦」として盛り上がります。
まとめ
今回ご紹介したレクリエーションは簡単なものばかりですが、だからこそ、誰でも楽しめるというメリットがあります。
体の自由がききにくくなる高齢者の利用者様が難しいレクリエーションをして、できずにガッカリとなるより、「できた!」という達成感や満足感を味わえる簡単なものこそが、利用者様皆さんが楽しめるポイントです。
満足感や達成感は「生きがい」にもつながります。
気軽に取り組めるレクリエーションを活用して、体や心の健康につなげましょう。
この記事を監修した人
- 星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
- 京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。