老人ホームの上手な選び方は?探し方のポイントや施設の種類を知ろう
こんにちは、介護付き有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館です!
高齢になると考える老人ホームへの入居。
これから長い年月を過ごす場所となれば、なおさら選ぶときは慎重になりますよね。
老人ホームの選び方や探し方のポイントを押さえることで、快適に過ごせる老人ホームを見つけることができますよ。
老人ホームの種類についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
老人ホームの選び方ステップ① 何を重要視するかを決める
「老人ホームってどうやって選べばいいんだろう?」と不安に思っている方もいらっしゃると思います。
老人ホームを選ぶとき、まずは「事前準備」がとても大切なんです!
早速ご紹介します。
「老人ホームに求めるもの」をリストアップ。重要視すべき項目は?
老人ホームを探す・資料を請求する前にまず考えてほしいことは、ご家族やご入居者様が「老人ホームに何を求めているのか?」ということです。
これから長い年月を過ごす場所であるからこそ、「快適に過ごすために求めるもの」を明確にしておきましょう。
老人ホームはたくさんあるので、すべての施設の資料を請求して比較するのは大変。
ある程度、家族や入居者様ご自身の要望を挙げておくと探しやすくなります。
老人ホームに入居する際、重視するべきことを項目別にご紹介しますね。
予算
「入居一時金」などの初期費用、月額利用料だけでなく、有料のサービス内容もチェックしておきましょう。
施設がある場所(立地)
現在住んでいるところに近く面会に行きやすい場所、親戚の家に近い、利便性が良い、周囲の環境が都会的または自然が多いなど、どのような立地を希望するか考えておきましょう。
介護サービスの有無や医療体制
健康状態や介護度によって、必要な介護サービスが違ってきます。
手厚い介護サービスや介護ケアを希望する場合も、詳細を必ず確認しておきましょう。
生活支援サービスの有無
買い物代行、外出時の送迎サービスなど、こんなサービスはあると良いな、と思うものがあれば、事前にピックアップしておくと良いですよ。
施設や設備の充実度
「適度に広い居室で暮らしたい」「リラクゼーション施設(プール)を利用したい」など居住環境への希望も明確にしておきましょう。
上で挙げたのは一例で、人によって重視するポイントはさまざま。
他にも下記のようなことを重視している方もいらっしゃいます。
- ・食事が美味しい
- ・老人ホームの雰囲気
- ・面会時間
- ・健康管理がしっかりしている
このようにある程度希望などをリストアップできたら施設も絞りやすくなりますし、「ゆずれない条件」なども分かってきます。
最終的な決定の際にも役立ちますよ!
老人ホームの選び方ステップ②情報収集し、比較・検討する
老人ホームを比較・検討するために、情報収集をしましょう。
情報収集の方法としては以下のものがあります。
- ・インターネット
- ・介護向けの情報雑誌
- ・施設に資料、パンフレットを請求
- ・知人などから口コミを得る
- ・自治体の窓口相談を利用する
インターネットの情報や資料を参考にする場合
インターネットで「希望の地域」と「老人ホーム」で検索すれば、大抵の施設はヒットします。
気になる施設があったら、資料やパンフレットを請求してみましょう!
インターネットや資料を見るときに注意することは、「ホームページやパンフレットに書いてある情報を鵜呑みにしない」ことです。
ホームページやパンフレットは、お客さま(入居者)を集めるための「広告」ですから、当然、施設が最も良く見える写真や内容になっています。
イメージ先行で決めてしまわないように注意しましょう。
また別料金や注意書きなどは、小さな文字で書かれていることもあります。
詳細が記載されている場合は、しっかりと内容を確認し、見逃さないようにしましょう。
知人などの口コミを参考にする場合
知人など信頼できる方からの口コミは、実体験に基づくものなど頼りになる場合があります。
ただし、ライフスタイルや考え方は、人それぞれ違います。
健康状態や介護度などもまったく同じわけではありませんし、主観が入るとわかりづらくなってしまうことも…。
あくまでも参考程度に聞き、入居時には実際に施設を見てから考えましょう。
自治体の窓口相談を利用する場合
市区町村の「福祉課」や、市町村などの自治体が設置している「地域包括支援センター」などの相談窓口もあります。
介護保険制度をはじめとした保健福祉の相談もできますので、ぜひ利用してみてください。
老人ホームの選び方ステップ③実際に施設を見学しましょう!
ある程度、老人ホームの候補が絞れたら、実際に施設に足を運んで見学しましょう。
その際は「ありのままの施設が見たいから見学予約をしない」ということは、なるべく避けましょう。
担当者が不在の場合、突然の来客にゆっくりと対応するのは難しい事があります。
きちんと説明を受けられないと、本当に見たかったところが見られなかったり、疑問点が残ったままになったりと、見学が不十分に終わってしまいます。
施設を多方面から見て考えたいというときは、数日に分けて見学したり、体験入居をしたりして、じっくりと考えましょう。
老人ホームの施設を見学する際にチェックしたい5つのポイント
老人ホームの施設を見学するとき、どんなところを重視したらいいのでしょうか。
ポイントを5つご紹介します。
【1】施設の管理・清掃などが行き届いているか
入居者や利用者が安全に暮らすために「施設の管理が行き届いているか」必ず確認しましょう。
施設管理や清掃がずさんなところは、その他サービスにおいても不十分な可能性があります。
【2】入居者の様子がいきいきしているか
見学する際は「入居者の表情がいきいきとしているか?」「楽しそうに暮らしているか?」「入居者同士の関係はどうか?」など、実際に老人ホームを利用している人の様子を観察しましょう。
【3】入居率はどうか
入居率が50%を切っているような施設は要確認です。
入居率が低い場合は、納得できる内容かどうか精査しましょう。
【4】スタッフの態度や介護技術
「スタッフの表情は良いか?」「挨拶や服装がきちんとしているか?」「介護の技術は高いか?」など、スタッフの様子も確認しておきましょう。
忙しくてぐったりしていたり、だらしない服装をしていたりする施設は、満足なサービスを提供できているとは言いにくいです。
【5】地域との連携・情報提供
老人ホームでは、地域との交流行事や入居者家族に対する情報提供を行うなど、「地域に開かれた施設であるか」も重視したいポイントです。
閉鎖的な施設では、トラブルが起きても施設内で完結させてしまいます。
入居したい老人ホームが決まったら?
入居したい老人ホームが決まりましたら「入居申し込み」をして、契約を行います。
入居に必要な書類は各施設で異なりますが、「健康診断書」など病院の診断が必要な書類は取得するまで時間がかかる場合もあります。
「早く老人ホームへ入居したい」とお考えの場合は、早めに書類の準備に取り掛かるようにしましょう。
「老人ホームの手続きってどんな流れ?入居までの流れや注意するポイント」もあわせてご参考にしてください。
【老人ホームの基礎知識】老人ホーム・介護施設にはどんな種類があるの?
老人ホームには、公的施設と民間運営施設があります。
公的施設
「公的施設」は、地方自治体や地方公共団体、社会福祉法人が運営する介護施設のことです。
- ・特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
- ・介護老人保健施設(老健)
- ・養護老人ホーム
- ・ケアハウス(軽費老人ホーム)など
公的施設の場合は費用が安くなりますが、要介護認定を受けていることが条件です。
人気があるためなかなか入居できないというデメリットがあります。
民間運営施設
「民間運営施設」とは、主に民間企業が運営する介護施設のことです。
- ・有料老人ホーム
- ・サービス付き高齢者向け住宅
- ・グループホーム など
有料老人ホームの場合は、「住宅型」「介護付」「健康型」の3つのタイプに分けられます。
- ・介護サービスは個別に契約する「住宅型有料老人ホーム」
- ・介護に重点を置く「介護付き有料老人ホーム」
- ・健康維持のための設備が充実している「健康型有料老人ホーム」
各有料老人ホームの特徴や違いについては、下記のコラムも参考になりますよ!
気になる種類の施設があれば、見てみてくださいね。
「有料老人ホーム」の種類は3つ!それぞれの違いや施設を選ぶ基準
「特別養護老人ホーム」と「有料老人ホーム」の違いと選び方を解説」
老人ホーム選びは事前準備から!納得のできる施設を選びましょう
終の棲家(ついのすみか)となるかもしれない老人ホーム。
事前準備として、まずは「快適に過ごすために老人ホームで求めるもの」を明確にしておきましょう。
情報収集をする際は、書いてある情報を鵜呑みにしないことも大切です。
パンフレットやホームページを見ていると、魅力的なサービスについつい目が行ってしまいますが、それらはあくまでも集客の手段の一つであるということを忘れないようにしましょう。
実際に自分の目で見て、体験して、入居者やスタッフ、施設の雰囲気などを総合的に判断し、納得のいく老人ホームを選びましょう。
京都の介護付き有料老人ホーム ライフピア八瀬大原Ⅰ番館は、ご見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
この記事を監修した人
- 星野 英俊 (ライフピア八瀬大原Ⅰ番館 事務長)
- 京都大原記念病院グループに介護職として新卒入職。京都大原記念病院 現場介護スタッフ、介護老人保健施設で施設相談員(ケアマネジャー)などとして約15年間、現場業務に従事。
事務職 転身後、ライフピア八瀬大原Ⅰ番館の事務長に就任し、
現在に至る。